深遠 | アメリカでしのぐウエイトレスのブログ

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バカヤロー!って叫びたいときだってあるんです…。

女性2人客。どうやら愛ある二人らしい。(・・。)ゞ


そんなの特にめずらしくもないが、私の中に、彼女達のステレオタイプとして、


注文が細かくて神経質。

チップが安い。


の二つがあって、それと気づくと、やはり注目してしまう。





そんな彼女達、なかよくスシメニューをみながらあれこれ注文。


一方の女性は、ベジタリアンだった。

アメリカのスシレストランは、ベジタリアンタ対応もふつーに出来るのが、ふつーと違うところ。


カッパ巻きだけでなく、茹でた野菜を巻いたベジタブルロールとか、アボカドロールとか用意されているのだが、彼女、スシ(握り)が食べたい、と、ごねる。


仕方ないので、スシマンに頼んで、茹でた野菜とか、漬物とかを握ったものを、5つ6つ皿にかわいく並べて出した。



すると、それを見た連れの女性客。


あ、それ、かわいー。いいわね。私も食べたいわ。ヽ(゜▽、゜)ノ



が、あいにく彼女は、炭水化物を食べない星人。


さっきから、サシミばかりを食べている。



以前にも書いたと思うが、シャリの上にネタが乗っているのがスシ、シャリのないものがサシミ、というのがアメリカ人の認識。

なので、アメリカには奇妙なサシミがたくさん存在する。


イクラのサシミ、玉子焼きのサシミ、ウナギの蒲焼のサシミ、等々。考えつく握り寿司はすべて、シャリを除けばすべて、サシミとなる。



彼女がそのとき食べていたものは、なんと、イナリのサシミ。(((゜д゜;)))


おいなりさんの皮だけ食べる機会なんてなかろうに、どこで味を覚えたのだろう。

炭水化物は食べない!などと言っておいて、どこかでこっそり食べてるんぢゃないか?( ̄ー ̄)



で、彼女、連れ合いの前に運ばれた野菜のスシを、自分にも作って欲しいと言う。当然、



サシミでお願い。o(^▽^)o



はあ。(;^_^A


この場合、流れ的に、野菜のサシミ盛り合わせ、とでも言うべきなのだろうが、出来上がったのは、


どう見ても、



平たく盛った漬物みたいだ。orz





彼女達の関係も、食のスタイルも、そして、アメリカのサシミも、


奥が深すぎて、凡人の私には、なかなか理解できない。