あいかわらずぐうたらですが | アメリカでしのぐウエイトレスのブログ

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バカヤロー!って叫びたいときだってあるんです…。

気がつけば、田舎にやってきてあっという間に一年がすぎて、二度目の新年を迎えようとしている。



最近になって、ようやく二股掛け持ちシフトも落ち着いた。

デキるとおもったオーナーシェフなのに、実は口ばっかりのヅラ野郎だったとか、自信たっぷり、意欲満々での新規オープン店のはずだったのに、実は、従業員頼りのトーシロオーナーだったりとか、妙なまわり道をしてしまって、気に入った店に落ち着くまで一年近くかかってしまった。


こまかいことを言えば、今の第一の職場は、私が考えていたのとは違う種類のレストランだったのだが、腕も味も一流ということで、結果オーライ。高級店なので、有名人も来店するというオマケつき。

第二の職場は、今までに経験したことのない種類の食を提供するところ、と決めていたので、見つけるのにしばらく時間がかかった。が結果的に、このジャンルではぜったいここ、と、思っていた店に潜入成功。


仕事が不安定だと収入が減るし、まずい店だろうが、ヘタレオーナーの店だろうが、お金だと思って妥協して働けばいいのだろうが、もともと、ニコニコ笑顔で接客なんて大嫌いなのに、気に入らない食い物相手にしてたら、顔が引きつって、変客の相手なんかしてられない。


そんな損な性格のため、今年はずっと極貧生活。いい大人がこんなことでいいのだろうか、と悩んだ日もあるが、ウエイトレス生活とは今勤める2件を最後に、サヨナラしようとたくらんでいるので、やはり気に入った店で長く働きたいと、厳選してみた。




とはいえ、


おいしい物をあつかっていても、高級な食を提供していても、


変客奇客は毎日やってくる。大挙して押し寄せる。

田舎度と比例して日本文化の勘違い度は高くなり、日本食の理解度は反比例する。

それゆえ、驚きのあまり、あごの関節がはずれそうになることも、しばしば。


そーいや、昔もこんなこともあったな、と、ニューオリンズ時代を思い出して遠い目になることも、最近よくある。

実際、都心からそれほど離れたわけじゃないのに、アメ人って、行動範囲が意外に狭いのね、と実感。


昨日も、帰り際に、アイ ラブ チャイニーズフード! を連発した頭パーそうな金髪ネーちゃんを笑顔でお見送り。



相変わらず、握りこぶしに力が入る毎日である。