日本食レストラン内でのセクハラ。
スシマンのおいたがすぎて、ウエイトレスの逆鱗に触れる、というのがほとんどか。
もともとスシマンなんて人種は口のきき方も知らないヤローが多いので、心の広いウエイトレスたちは、
あ、またアホがほざいてるわ。(-_-メ
と、優しく受け止める、あるいは、軽く聞き流すという、オトナの対応をする。
だって、目くじら立てて怒ったりしたら、向こうの思うツボなのだ。
そうは、させるか。ヽ(`Д´)ノ
長年の経験のせいで、セクハラという言葉から勝手にスシマンを連想してしまい、勝手に、
ほっときなさい。相手にしちゃダメよ。(;^_^A
という、答えを導き出してしまっていたが、そういえば、まだ彼女の訴えを聞いていなかった。
とりあえず、聞いてみないと。
彼女は固まったまま、話し始めた。まるでロボットが話してるみたいだ。(゚ー゚;
あのね、私、バーで伝票書いてたの。そしたら、バーのおじいちゃんに声かけられて。。。(ノ_・。)
18歳未満の方、ご遠慮ください。orz
ねえねえ、見て見て。って、おじいちゃんが言うから、指差す方を見たら。。。。(ノ_-。)
出してたのよ!o(;△;)o
え?出してたって、その。。。(;^_^A
そう、おちん○ん、出してたの!!
(T▽T;)
ワレワレ、日本語を操れるという特技があってよかった。彼女は興奮して、かなり大きな声になっていたが、周囲の客はまるで反応しない。
そういえば、
おじいちゃんが、バーの椅子の上でズボンの前をいじっていたのを私は見た。おじいちゃんはいつも、ウエストがゴムのジャージをはいているので、バーの椅子にひきずり上げられるとき、ずり下がってしまったジャージをたくしあげているのだろうと、そのとき私は思ったのだのだが、それは、準備だったのか。
彼女はまた、私とは別のおじいちゃんの妙な行動を目撃していた。
おじいちゃん、食べるとき手が震えてるじゃない。あなたも知ってるでしょ?
さっき見たとき、ズボンの上で手がもぞもぞしていたんだけど、病気で手が震えているんだな。かわいそうだな、って思ったのよね。でも、あれって、その、そうじゃなくて、わざと動かしてたってことなのよね、きっと。
はあ。多分、間違いない。(;^_^A
実は私、このとき不謹慎にも、病気で震える手、という彼女の勘違いがツボにはまって、笑いがこみあげてしまったのだが。。。
が、笑ってなんていられない。私も見てしまった。おじいちゃんのジャージの真ん中にある、1ヶ月以上も冷蔵庫に放置されたエリンギみたいな物体を。orz
どうしよう。(ノ_・。)
どうしようか。orz
なんと、セクハラ犯は、いちばん害がなさそうなバーのおじいちゃん客だった。
しかも、自意識過剰な女の思い込みでもなんでもなく、れっきとしたセクハラだ。
というか、もしかして犯罪じゃないか、これ?
ウエイトレスは、作業場であるバーに近づかないわけにはいかない。
そして、そこにすました顔をして座っているおじいちゃんは、多分、今も出したままだ。
と、とりあえず、誰かに相談しないと。(;^_^A
おちん○ん出したおじいちゃん客なんて、私に太刀打ちできる相手じゃない。
彼女は、店でいちばん信頼できそうな男性従業員に打ち明けた。
スシマンには知られてはならない。幸いバーはスシバーからは死角になっている。
スシマンがおもしろがりそうなネタをわざわざ提供する必要はない。最悪の場合、ウエイトレスが標的となり、
おまえが物欲しそうな顔してたんだろ。ヽ(゜▽、゜)ノ
相手してやれよ、どうせ彼氏もいないんだろ。ヽ(゚◇゚ )ノ
などと、別のセクハラを受け、最悪の場合、このさきずっと、
じじいに、ちん○見せられたウエイトレスо(ж>▽<)y ☆
と、言われ続けるかもしれない。
彼女に打ち明けられた、優しい男性従業員、それはボス。
妙な笑顔を浮かべたまま、固まってしまった。
えと、、、、っていうか、その、、
立ってるわけじゃないんだよね。(;^_^A
いい人って、思いもよらぬ悩みを打ち明けられると、真剣に相談に乗ろうとして、とっさに妙なことを口走ってしまうものなのかもしれない。
その間にも、時間は刻々と過ぎ、おじいちゃんは、次第に大胆になっていく。
ジャージから出したおちん○んをシャツで隠し、作業場でウエイトレスが一人になると、シャツをまくりあげる、という遊びに興じている。
バーはもともと、ウエイトレスが作業場に使うほどの場所なので、ダイニングからもスシバーからもキッチンからも死角になっていて、店の入り口近くにあるとはいえ、その場所に近寄らない限り、誰の目にも触れることがない。
いつもいつも、不自由な体に鞭打って、背の高いバーの椅子によじ登っていたのは、おじいちゃんの計画だったのか。(-""-;)
結局、相談を持ちかけられた彼が、おじいちゃんの耳もとで何やらささやき、そして、
OK。。。。。
という、おじいちゃんのかぼそい声で、すべてが終わった。
彼が、おじいちゃんに何と言ったのか、わからない。聞けば答えてくれたのだろうが、なぜか尋ねることができなかった。
おじいちゃん客は、いつもより早く、
勘定をくれ
と、言った。あきらめて帰るつもりらしい。
で、ほっとしたのもつかの間。そういや、ワレワレにはまだ一つ、おじいちゃんを椅子から下ろす、という仕事が残っている。
おじいちゃんからのセクハラ被害を最小限にとどめるため、
おじいちゃんの相手をしなければならないときは、二人一緒にしようね。
と、提案した彼女は早番で、すでに帰ってしまったあとだ。
裏切り者。orz
仕方なく、一人でおじいちゃんの手伝いをし、帰っていく後姿を見送った。
一度、作業場でバーに座るおじいちゃんと目があった。おじいちゃんはまとわりつくような視線をこちらに送りながら、彼女いわく中気で震える手を、股間にあてていた。
このとき私は、かなり頭にきて、
このじじい、帰り際、おまえの歩行器をおもいきり蹴飛ばしてやる。
((o(-゛-;)
と、息巻いていたのだが、歩行器を頼りによたよたと歩くおじいちゃん客の背中に、不覚にも、言葉にできない哀愁のようなものを感じてしまった。
いかん、こんなエロじじいに同情は無用だ。
それより、同情すべきは、わがボス。
あんな体で毎週通ってきて、よっぽどウチの料理が気に入ったのかと思ってたのに、
ただ、ちん○出す機会うかがってただけだったのかよ。。。。orz
確かに。
毎日毎日、変客を相手にしていても、毎日妙な事件に遭遇しても、それでも、
もうこれ以上はないだろう、という事件が、
毎日起きる。